初めまして。

　2014年から活動に参加してきた、今西淳樹(なおき)です。2019年3月をもちまして卒業する運びとなりました。卒業にあたって少し思い出を書こうと思います。

　初めて島に行った日のことは今でも鮮明に覚えています。人見知りだった私にとって、ストレートに言葉をかけてくる島の方々は少し苦手でした。でも「ちゃんと向き合う」ことの大切さを実感したのもこの瞬間でした。話せばわかってくれる、ちゃんと反応してくれる、「研究をしなくちゃいけない」と当初思っていたのが嘘のように「研究がしたい、島の人と話がしたい」と思うようになり、気づけば4年半が過ぎていました。

　１人で渡航していた昨年の夏、「いつも今西はせかせかしている、もっと遊びにおいでよ」とお酒の席で島の方から声をかけられました。研究で焦っていた自分にとってその言葉は衝撃的であり救いにもなりました。なんだか第二のふるさとができたような感覚になりました。

　プロジェクト活動からは卒業しますが、今度は島へ、遊びに行きたいと思っています。