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すべてが「今」に

​繋がっている

長谷部研えらぶP活動紹介!

01

高校生研修​

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持続的な人の流れを作る

高校生研修は、東京都の私立郁文館グローバル高等学校の生徒を対象に2012年から始まりました。学内に留まらず社会とのつながりから学ぶことを目的として、生徒たちが主体的に運営する「協働ゼミ」の授業が毎週火曜日行われ、そのゼミ活動の一環として、毎年夏に10日間ほどの高校生研修を実施しています。都市の高校生に島での生活体験を学習機会として提供し、都市と離島との間にヒト・モノ・カネの双方向的な流れを作りだす取り組みを行っています。ゼミ発足当初、大学生が高校生の学習カリキュラムをマネジメントする体制でしたが、研修のあり方への理解が深まるにつれて、次第にゼミ活動は高校生主体の運営へと変化していきました。

02

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寺子屋

都会と地方の教育格差を埋めたい!

 都会と地方には教育機会に差があることを問題意識として持ち、夏と冬の長期休暇を利用して、口永良部島プロジェクト発足当初から、寺子屋を開催しています。子どもたちの宿題を一緒に行いながら、学力向上を狙うと同時に、交流も図っています。2019年は宿題を行うだけでなく、大学生が得意分野を活かし、金岳小学校・中学校のニーズを取り入れたワークショップを企画しています。

03

これから研究室

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 口永良部島をより知ること、島の未来「これから」を考えることを目的とし、2015年と2017年の数日間にわたり行いました。

 研究室を開設する場所には、口永良部島の敷地模型と紹介ポスター、またパソコンや3Dプリンター、ポストイットなど大学の資機材を準備しました。これらを用いて、「口永良部島の魅力とは何か」「これからのこと」など、ご来場いただいた方々の想いや島がさらに楽しくなるアイデアを、文字や写真として可視化し、次に訪れる人に伝わるように付け加えていきました。

 このようにして島内外の方々、そして大学生が考えた「島のこれから」を一緒にカタチにしていき、語らう場となりました。

 この取り組みで、大学が地域のこれからを提案する一方通行のモデルではなく、地域住民が当事者となって地域のこれからを考えるきっかけ作りをすることができました。

 特に2015年は、噴火し屋久島で避難生活をしているときに開催したので、人々にとって「口永良部島への想いを繋ぎ止める」「口永良部島という共同体を存続させる」活動となりました。

04

港祭り

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​島民と同じ目線に立つ

口永良部島では毎年夏、「港祭り」と「夏祭り」を開催します。ゼミ発足当初から祭りの準備の手伝いを行なってきましたが、2017年の港祭りで初めて「出店者」として参加しました。口永良部島では島内の伝統的な行事が多く、そうした公の行事も「一緒に作り上げる」主体として大学生が認知され、受け入れてもらっています。

05

口永良部島未来会議

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​発足から8年で見えてきた活動の成果

 島での生活やこれから研究室等の私たちの活動を間近で見てきた島の子どもたち、久木山蓮氏と貴船楓氏が、2018年夏に口永良部島未来会議を開催しました。「私たちは将来島に帰ってきます。島のこれからを一緒に考えていきましょう。」と島民の前で堂々と宣言しました。東京大学の准教授、屋久島町役場役員、広島大学生など、様々な人を巻き込み、人口約100人の島で総勢50名以上が参加し、2日間かけて口永良部島について熱く議論を交わしました。「教育」という分野で島に関わり続けて8年で、口永良部島未来会議は目に見える変化の一つとなりました。

06

口永良部島大学

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口永良部島に訪れている大学・高校・企業・島側(本 村区区⻑貴舩森氏)・口永良部島出身の高校生(貴舩楓氏、久木山蓮氏)それぞれの立場から口永良部島でどのような学習活動、研究活動をしていて、かつどのような組織なのか、どんな思いを持って島を訪れているのか、島と向き合っているのかを子どもたちに共有しました。

このワークショップを通して、子どもたちだけでなく参加した全ての人が、それぞれの活動について知ることができる有意義な時間と貴重な機会を設けることができました。

そして、島の子どもたちが日頃あまり触れることのないものに触れ、多くの新しい情報を得て、新しい学びを学び得ることのできる時間をつくり、共有することができました。

これによって、しっかりと相互理解を生むことができ、横の繋がりが強固になったことで、若者世代同士での今後の協働活動を円滑に進めていくための土台を作ることができました。

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